M号球で変わった軟式野球とその存在意義は?

SKLも開幕してすでに数試合がリーグ戦として行われています。
個人的には3月4月は仕事の繁忙期なので開幕といっておきながらリーグの運営はHPの更新等が遅れ気味になりがちで、参加チームの皆様の自主的な活動と成績入力システムにおまかせ状態ですみませんm(_ _)m

それでも私の所属チームも今年に入って練習試合を数試合行ったり練習したりしているので、今年の草野球界の最大の変化で有るボールのM球への変更にも馴染んできてはいます。

昨年からいろいろと言われていたように硬くなって飛ぶようになった公認球ですが、確かに木製バットで打った打感やボールの弾み方等は硬式球に近付いていてデットボールを受けたり守備で打球を捕り損なって身体に受けた時の痛みも硬式に近くなりました(笑)

まぁ、ボールが変わった大義名分としては野球の国際化に伴いプロを目指すような子供達が中学から高校に上がる時に軟式から硬式にすんなり移行できるように・・・みたいなことを言われてたと思います。
個人的にはそういう子たちは最初からリトル・シニアリーグやボーイズリーグで硬式やれば良い??と思うのですが・・・

そもそも日本でだけというか軟式野球が日本で出来て普及したのは、硬球より柔らかくて飛ばないボールを使うことで狭いグランドでも楽しめたり、子供や素人でも安全にプレーできたり、さらにはボールを始めとしてグラブや防具等が硬式より低価格で気軽に始められたりということが大きいと個人的には考えていますし、そのおかげで軟式ボールを使った草野球が日本で盛んなのだと思います。

しかし、近年はビヨンド系の飛ぶバットの出現以降バットの価格は高騰するし、飛距離が出てしまうからと住宅街のグランドのフェンスはどんどん高くしないといけなかったり、ボールが硬くなれば安全のためにヘルメットや防具等をフルで揃えなければならなくてコストがかかるでしょう。
これってお手軽で安全に子供や老人でも野球を楽しめるという軟式野球のメリットを一つずつ潰しているような気が・・・

今回のM号球をM号対応という複合バットで打った場合の打球、身体に直撃すると肋骨にヒビくらいは余裕だと思います。骨粗鬆症の壮年プレーヤーなら手や足に当たって骨折も有るかも・・・
プレーヤーはまぁ、良いですがパパの活躍を楽しみに観戦に来ている奥さんやお子さんに当たったりしたら大惨事になりかねない・・・「ベンチに女子供は入れるんじゃねぇ」みたいな雰囲気での草野球は嫌だな(^^;

来年度からは小学生の子供達の使用球もM球を小さくした感じのに変わるようだけど、ボールとスパイクが有れば楽しめるサッカーに比べて、ボールが当たると痛いし道具にお金のかかる少年野球になってしまって野球人口の裾野はホントに増やせるの?

草野球にしても私のように学生野球はしてなくて草野球から始めようなんて人はボールは痛いし道具一式が高価なスポーツを始めるかな?
正直自分が草野球を始めた大学生(浪人生)の頃にバット1本3万とか4万だったら間違いなく今このブログ書いてません(笑)

ボールが変わって少し硬式に近付いた感じの軟式野球。
硬式経験者やレベルの高いプレーヤーには疑似プロ野球っぽくて良いとは思いますが、硬式野球に比べて気軽に誰でも野球を楽しめるという今までの軟式野球の存在意義?からすると個人的にはマイナスかなと思うのです。

20年、30年先に河川敷グランドで草野球という光景が無くなってなければ良いのですが・・・

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